うたかたなあれやこれや

オタクな理学療法士の、とりとめない日常と、ライブや映画の感想をつらつらと。

仕事ができる、ということ

新年度から職場スタッフが2人増えました。
職場としての扱いは新人だけど、年次はわたしと同じ3年目。
なので、後輩が増えた感覚は特にありません。

1人は一度の説明で業務を理解し淡々とこなせるタイプ。
もう1人は、理解と慣れに時間がかかりミスが多いタイプ。ただ、ミスを反省して対策を練りながら動けるし、時間はかかるけれどもミスは無くせている。

「すぐ」「ノーミスで」「一度で」出来ることはたしかに素晴らしいけれど、じゃあ後者の彼は仕事ができない部類になるのだろうか。というのが最近の疑問です。
ミスをすることで業務フローの改善点が浮かんでくるかもしれないし、彼に合わせて説明することで他スタッフのリズムも整うかもしれない。



同様に、1セラピストとして。
資格保有者となったら新人もベテランも同じ金額を頂戴することになります。
1日も早く一人前になれ、と言われるけれど、いったいどこからが一人前なんだろうなと思っています。
人によって基準は随分と異なるので、どこかに勤めているのであれば雇用主が考える「一人前の基準」が参考値になるのかな。

極論を言えば、セラピストの1番の目的は患者さんを治すこと。患者さんとの信頼関係の構築はたしかに大切だけど、患者さんが治りさえすれば別にいがみ合っていたって良いとも言えます。




「なにをしていたいか」
じゃなく
「どうありたいか」
が大切なんだよって最近会った人が話していました。これを少し胸に留め置いて過ごしてみようと思います。