パッション・フラメンコ
フラメンコの知識があまりないので、サラ・バラスがどれだけすごいのかも、アレグリアスやファルーカの歴史とかシーンの中での文脈に対して全然理解が足りない。それでも彼女のサバテアドはめちゃくちゃかっこいいし、わたしは踊るために生まれたのって言い切る自信には痺れるくらいドキドキした。
映画なのに、パフォーマンスがひとつ終わるごとにうっかり拍手しそうになる。
ボセス(声)というツアータイトルでパリ、ニューヨーク、東京などを廻るんだけども、東京公演のときには空席が目立ち、地元カディスでは上階まで満席だった。それを隠さず誤魔化さずに映すところがまた素敵。
東京で空席が多かったのはフラメンコを観る人たしかに多くないものね…と思いました。
(そして、映画の中でみる渋谷はなんとなくバーチャルな街にみえた、本筋には関係ないが。)
踊る人も踊らない人も、彼女の姿勢、人生観は刺激になるものがとても多いのではないかと思いました。
彼女はたまたまダンサーに生まれついたけれど、タクシー運転士とかの全然別の仕事にたとてついたとしても、それを全うして世界を良くするために生きるって言ってた。かっこよかったー!