うたかたなあれやこれや

オタクな理学療法士の、とりとめない日常と、ライブや映画の感想をつらつらと。

乙武洋匡さんの講演会がとっても良かった

雨の神保町で「五体不満足」で有名な乙武洋匡さんの講演会でした。

①一番心に残っていること

イージーモードのライフプランが見えたときに、死ぬ間際を想像して後悔しそうだからハードモードの人生を選んだ

という話。
海外をあちこち見て回って、メルボルンめちゃくちゃ住みやすいし人も優しいし最高じゃん!
ってなったけど、日本に戻って挑戦し続けることを選んだそう。
なにかを選ぶときに、「死ぬ間際を想像して後悔しなさそうな方を選ぶ」って有効だなぁと思った。


②語り始めがすでに面白い。
「本日はお足元の悪い中…」
というお決まりのフレーズを
「本日はお足元のないわたしのために」
と、開始10秒で笑いを起こしてました。


③10個の条件を障害者だと思うか否かを考えるワーク。
手が4本ある人、指が一本ない人、メガネがない時代の視力0.08、同性婚が認められていない国での同性愛者などなど。
「障害者」はなにを基準にしているのか。
手助けが必要な人なのか。
テクノロジーの進化で、不便を感じることも大きく変化している。


④子どもへのメッセージ
親は自分の人生においてよかったことをアドバイスする。子どものために。「良い大学入って」とか。
でも時代は変わるから、言う通りにしてもうまくいかないかもしれない。だから自分で選ぶことが必要。
それでも親があれこれうるさく言うのは、愛ゆえ。そのことを忘れないで。


細かいことは結構違うと思うけど、覚え書き。
乙武さんの会場全員を置いてきぼりにしない話術は本当にすごい。
ホストやってた話とか、3年前のアレとか、歩行にチャレンジしてる話とか、盛りだくさんの90分間でした。